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むすめのうみ

2007-02-22

普通:ハロプロテキスト遍歴を告白する 20:11

ぼくが現在ハロプロテキストの書き手の一人として誰かに認められているのかどうか、いまいち定かではないですし、またぼく自身、自分がハロプロテキストを書いているという意識を、強く持ったことはないように思います。ぼくの考える(理想の)ハロプロテキストは、例えばエロ火さんやシヴイさんやwesnさんが書かれているような(このお三方をぼくの便宜で一緒くたにするのも失礼で、それぞれに個性的な美質があるように思うのですが)、話題としてはハロプロに特化しながらも、書かれている言葉のうちにさまざまな方向に豊かに開いていくもの、です。そのような理想と自分の書いている、書くことのできるものがあまりに違いすぎるため、ハロプロテキストの書き手であると胸を張って言うことはできない(しかしそんなことを胸を張って言う人が果たして存在するだろうか)。つまり、ぼくにとって、書くほうのハロプロテキスト遍歴は、いまだ語るべき内容を持たない、というのが実感です。なのでここではもっぱら、読むほうのハロプロテキスト遍歴を告白することになると思われます。それはとりもなおさず、まさしく「告白」の名にふさわしい、ぼくからの一方的な、愛の表明になるはずです。また、いかなる種類の書き手も読み手から出発するというか、書き手でありながら読み手でありつづけるのですから、ぼくがどのような読み手であるかということを告白することで、どのような書き手であるか(ありうるか)ということも、炙り出されるかもしれません。

すこし余談ですが、ぼくにとって、インターネットハロプロテキストを書くのが面白いのは、それが一人で書くものではないからです。物理的には一人で書いているのですが、ひとつのテキストには目に見えない穴がいくつも空いていて、そこから他のテキストに流れ込み、吹き込み、触れられ、繋がっている。好きなサイト更新をあらかじめ読むことが、書く内容に影響を及ぼさないはずがない。例えば、最近になって、このグループがまた少しずつ活性化しているのも、全体が活性化していること自体がひとつひとつのテキストを活性化させそれがすなわち全体の活性化につながるという、不断の相互影響の中で起こってくる現象だと思える。ぼくは自分一人でなにか新しいことを書いているつもりはまったくなくて(当たり前ですが)、他のハロプロテキストや、あるいはそのほかのテキストや、1000年前に書かれたテキストから、常に影響を受けながら、アメーバのように繋がった全体の一部として、それを書いているという意識がある(一言であらわすと間テキスト性というようなことです)。特にハロプロテキストにはそのような繋がりを強く感じますし、グループ日記となればなおさらでしょう。


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余計な話が長引いてしまいました。ここからが本題です。サイト名には敬称を略します。また登場するサイトはすべて、現存する場合、継続して今も読んでいます。恥ずかしいのでリンクはしません。

ぼくが初めて読んだハロプロサイトは、「今日はなんだか」というサイトです。宝島社から出たムックに「今日はなんだか」の方が記事を書いておられ、興味を持ち、検索して辿りつきました。そこでまず、ハロプロテキストってこんなに面白いのか!と衝撃を受けます。インターネットでなにかを書くということ、いわゆるテキストサイトのようなものについても、まったくの無知でしたので、その衝撃は初めて味わう類のものだった。「今日はなんだか」のリンクを辿って、色んなサイトを読むようになった。その中でもっとも読み込んだのが「パラエク」というサイトでした。今は「うさストリームス」という名前になっています。そのころは確か「パラエク」という名前でした。そこに書かれている文章のクオリティはハンパではなかったし、嫌味ではないホンモノのインテリジェンスが溢れていて、あこがれた。今でもよく記憶しているのですが、そのサイトにあった、たしか「なっち探偵」と名づけられた短いテキストを読んだとき、ここにはこの形式でしか実現できない何かがあるという風に思えた。いくつかの小ぶりのクリシェと、記憶される映画への愛情と、ピ~スの水兵さんの格好をした一葉のなっち写真。それらが組み合わされ、溶け込んで、出来上がったその短いテキストのうちには、たとえばノート日記を書いたり小説を書くのではなく、インターネット上に文章を載せることでしかあらわすことのできない、ある感慨みたいなものがあるように思えた。その感慨は、未知なのに、懐かしい、不思議なものでした。そこでハロプロテキスト完璧に魅了されました。とにかく大きかったのは、「今日はなんだか」と「うさストリームス」です。

そのあとは一気に、たくさんのサイトに目を通すようになりました。娘。アンテナ存在を知らなかったのですが、自分のサイトが登録されたのをきっかけに知って、いくつかのサイトをそこで知りました。このグループメンバーの方々の日記も、そのあたりから読むようになったんだと思います(「ふっち君の日記。」だけは、好きでもっと前から読んでいました)。

思い出せるのはそのくらいです。最後に、ぼくがいま更新楽しみにしているサイトを、グループメンバー以外で挙げるなら、「下等上等」「恋と神様(と日記)」「はぁ、まぁさ・・・」「一歩目から始まる光井愛佳」「いつでも、どこまでもいっしょのいっしょ」といったところになります。なにか孤独な感じのするサイトを好きになることが多い。