ちくびずむ

2010-04-27寒い春

松浦亜弥と僕 03:25

 例えば僕と松浦亜弥あややが同じ大学、同じ学部の同じゼミナールの先輩後輩だったとして、あややが先輩、僕が後輩、あやや飲み会で自身の美貌を鼻につく感じで自慢するので「私はなんてったってアイドルだからね、そしてこの美声、この脚線美、このたわわなおっぱい、誰もあたしにゃかなやしないんだよ」そういった感じで自慢するので、同じゼミナール女性からは白い目、いわゆる白眼視という奴ですね、それを受けていて、男達も割とそれにげんなりしている雰囲気で「ああ、また始まったよ」と言いはしないがその態度でひしひしと語っており、僕は僕であああややという奴は実に性格が悪いのだなあ、いやだなあ、こんな人の後輩だなんて嫌だなあ、これから2年間のゼミナール生活、大変目には優しいけれども心には苦しい2年間だなあ、と思いながら、隣の同期の男とみひろのAVはどのタイトルが一番良いのかという話をしていると、突如としてあややがその会話に首を突っ込み「ああ、みひろね、みひろってさ、かわいい?」とか言うので「かわいいですよ」「どこが?」「どこがったって、顔というか全体的な雰囲気というか」「でもさ、みひろもさ、20代後半、ババアだよ」「いや僕は40手前までは全然イケるんで」「はー?意味わかんないんだけど、じゃあさ、ヨソジのババアとハタチのオンナノコがハダカで手招きしてたらどっちとセックスすんの?」「そりゃハタチの方ですけど」「ほーらね、見たことか、女は若さ、だよ」「はあ、まあそういうもんでしょうねえ」あややは自慢げな顔で「そうでしょうそうでしょう」と首を振りながらウーロンハイを傾けるので、僕もつられてビールを傾けて「ところで、松浦さんも、あと数年、いや、あと2年で20代後半になるわけですけど、そこんとこどうなんですか?」あややピタッと動きを止め「残酷だよね、時間ってさ。時間って残酷だよね」というようなことをうわ言のようにぶつぶつと呟き、さりげなくそミニスカートを履いた足をいやらしく崩し、ふとももがキワキワのとこまで露になるので、僕は思わずそこに目が行ってしまって、あややはパッと僕の目の前に手を広げ「でもさ、いいんだよ別に、いいんです、マツウラはそれでいいと思います」「はあ、何がですか」「パンツ見たいって思ったでしょ?」「ああ、ええ、すいません」「いいんです、それでいいんです、マツウラはそれでいいと思います」と妙に納得したように言ってから足をきちんと揃え「ところでキミは彼女がいるのかな?」と言うので渾身の力を込めて「いません!(ヤリたいです)」と言うと、「だよねー」とまるで僕のことをバカにするかのように鼻で笑ったので、僕はあややを殴った。