叫ぶ詩吟の会

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2007-09-23

真野ちゃんと戦場のボーイズ・ライフ 23:47

真野ちゃん真野ちゃん真野ちゃんちゃんちゃん。真野ちゃんの声が聴きたい。真野ちゃんの瞳を見つめたい。真野ちゃんの手をにぎにぎしたい。そんなヘドロのような想いを一気に受け止めて下さるドリカムイベント、THE・握手会に行ってまいりました。握手会などという一部の特級階層のみに許されたカーニバルにたった一人で赴くことに怯えていた僕に救いの手を差し出してくださったのはオカダさんでした。前日にオカダさんと綿密な打ち合わせ(5分ぐらい)をしたところ、1時間ぐらい前に行けば余裕で間に合うんじゃねえ? それよりも1時間も話が持つかどうかが不安だよね、初対面同士が出来る会話なんて7分が限界だよね、という対ヲタ同士の接触について危惧していました。翌日、僕らは一瞬にして現実という言葉意味を知った。サンストリート亀戸に敷き詰められたヲタヲタヲタヲタヲタ無駄無駄無駄無駄無駄ッッッ!!!! 思わずディオ様の声が脳内に響きわたるまでに連綿と続くヲタトレイン。僕らが横を通り過ぎるたびに「今更何しにきてんだコラ?」と言わんばかりの哀れみが含まれた視線が浴びせられました。それでもわざわざ日曜の朝っぱらからこうしてダラダラ汗流しながら晴天の下に集ったのだから並ぶだけ並んでみようという話になり、僕とオカダさんは終わりの見えない電車の最後尾に陣取った。こうなってくると問題は、前日に恐れていたシャイなあんちくしょうであるヲタ同士の会話である。僕自身は、たとえ相手が誰であろうと気を使うことが出来ないアルティメット人間なので、初対面だろうがなんだろうが光の速さで失礼なことが平気で言えるのだが、相手方が腰が低く気遣いの人であった場合は困り果ててしまう。その点、オカダさんは長蛇の列に共に並ぶには最適な人材であったと言える。端的に言うと、オカダさんはバカであった。いい意味でバカであった。礼節を弁え、物凄く繊細な気遣いが出来る人であるのだが、知性ではなく、感性がハンパなくバカなのだ。なぜなら猛暑の中、2時間以上の列に並びながら一度も会話が途切れることがなかった。ただし会話の内容はほとんど覚えてはいない。それほど心のこもっていない言葉が乱発射されていたのだ。ギリギリで覚えているのは、あまりに暇すぎた僕らはサンストリートの中心で号泣しながらケンカする小さな子供たち(おそらく姉弟)を見て、勝手なアテレコをして楽しんでいた。

姉「だから梨華ちゃんは来ないんだって(弟の手を引っ張る)」

弟「ふざけんなよ! ここまで来てそれはないだろ!(号泣しながら倒れこむ)」

姉「いくら泣いたって来ないものは来ないんだからしょうがないでしょ(靴が脱げてもかまわず引っ張る)」

弟「いやだ! 動かないぞ! 俺は梨華ちゃんが来るまでここから動かないぞ!(体全体を使って地面に這い蹲る)」

姉「いいから帰るわよ、みんな見てるでしょ(顔面を叩きながら引っ張る)」

弟「うるせえ! つんくを出せ! つんくを出せ!!!!(姉ちゃんの手を振りほどいてどこかへと爆走)」

こんな超絶くらだねえ会話を大マジでやり合っていたのだ。ちなみにそんな会話をしていた僕らは余裕で握手できなかった。さっき起きました程度の甘ちゃんでは、亀井さんが言うところの精鋭ばかりが800人には勝てやしなかった。敗北者たちは笑笑今日反省会を開いた。特別ゲストとして、新垣さんが言うところの命知らずなヲタクである斧屋さんに来て頂いた。ちなみにこの酒の席でも相当くだらない話をしていたので何も覚えていない。たった一つ覚えているのはオカダさんが何度も何度も「海の好きな女の子と本気で結婚したい」というTHIS IS BAKAなコメントを残していたことだ。そのあと僕らは傷を舐め合うためにヲタカラへと流れ込んだ。ここで僕とオカダさんは再び猛省することになる。本気とは何なのかを斧屋さんによって爪の先まで叩き込まれる。オカダさんのウルフルズトータス松本)によるブットイブルース調の”愛の園 - Touch My Heart -”もバカバカしいまでに巧くて終始腹が痛かったが、斧屋さんの歌唱力は巧い通り越して『ご本人登場』であった。ガチの男でありながら、どんな高音パート楽譜に忠実に唄いきるどころか、ダンスまでも完璧にこなし、軽々とDAMの全国1位をマークしてゆく様は神々しくもあった。それどころか僕らがハロプロの歌を唄うたびに、あのときのあのコンサートが最高だったと言いながら熱烈なヲタ芸を披露して下さった。この男3人の残酷な宴は朝まで続いたのだが、オカダさんと斧屋さんは日曜日だというのにハードワークを終えた後に疲労の欠片も見せずにお付き合いくださった。確かに真野ちゃんと握手は出来なかったが、オカダさんの素敵トークと斧屋さんの素敵ソングが聴けただけで僕は満足だった。始発に乗り込んだ僕はそんな泡沫の夢に揺られながら家路を辿った。駅に着くと自転車が盗まれていた。やっぱり真野ちゃんと握手がしたかった、オカダのやろうだけは許させねえ。ちなみに1000人以上はいたヲタクの中で、スーツ姿だったのはオカダさんだけであった、アーメン

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